だっこんさんの忘備録

コーヒーを飲みながら思いついたことを書いていきます。整形リハビリ・心理学領域の話題とワイン初心者の拙い感想が主になりそうです。

身体のこと

モチベと時間があるうちにどんどんいきましょうねー。週末ぐらいしかゆっくり書けないしね。

 

私の仕事を簡単に説明すると、整体師とかリハビリのおじさんというのがわかりやすいでしょうか。詳しくは柔道整復師という国家資格持ちになるのですが、同業者以外にはどうでもいい(あと不正する人が目立ってあまりいいイメージがない)ので置いておくとしましょう。

要するに身体の不調がある人に対し、身体を触って手技を施したり、運動指導をする事で改善を促す仕事という感じです。

 

こう書くと「ああマッサージしてくれるのね、とにかく長く、強く頼むよー」とか「まーた運動しろ運動しろってうるさく言われるのかめんどくせぇ…こっちは治せって言ってるんだよなぁ」と思われるかと思います。

 

敢えて言いたい。

「努力なくして健康なし!!」

と!

 

私もこの道を志した時は「マッサージ上手くなって気持ちよくなってもらいたいなぁ」などどヌルい事を考えておりましたが、10年近く勉強していると段々人体の奥深さに触れる機会も増え、目指すところも変化していきました。

いえいえ、気持ちのいいマッサージを否定するわけではありません。私も気持ちいいマッサージはするのもされるのも大好きですし、必要な事だと思います。

 

しかし、しかしだ!身体の不調を訴え、それを改善したいと本当に願うのなら!多少の努力は不可欠だと私は声を大にして言いたい!

生まれたての雛のように口を開けているだけで全てを解決できると思っているのなら、それは間違っていると!

痩せたいと言いながらスイーツを貪るのと同レベルに甘い考えだと断じよう!

 

すみません、つい熱くなってしまいました。でも、これが本当のことです。

よく「医療は患者サイドと医療者サイドの二人三脚」と言われます。お互いに話し合い、理解し合い、「治癒」という目標に向かって協力しながら進んでいく仲間であるべきだと思っています。

しかし、これが一方的にサービスを受けているつもりの「お客様」となると、一気にややこしくなります。もちろんどんな方でもできる限り丁寧で暖かい対応はしていきます。しかし、最大の目標・目的である「治癒」は得られない可能性が高い。

なぜなら、私たちが受け持つほとんどの身体的問題は生活習慣が地盤になっているからです。

 

身体の不調には様々な分類がありますが、大きな分類のひとつとして「急性」と「慢性」があります。

急性は例えばタンスの角に小趾をぶつけたとか、重いものを持ち上げようとして腰がイッたとか、「明らかな受傷機転があるもの」を言います。

対して慢性は肩凝りや腰痛など、なんだかわからないけどしんどい…という「明確な理由はないが症状はあるもの」ものを想像していただければわかりやすいと思います。

急性のものは程度にもよりますが安静が第一選択になることが多いです。ほっとけば治るってことですね。人間の自己治癒力に感謝です。

一方慢性のものはほっておくと悪化することも少なくありません。最初は気のせいかもと思っていたのに、気がつけばすげーつらい…ということが年を取ると共に増えることでしょう。

 

そして、程度の重い軽いは別にしてそのどちらで悩むことが多いかといえば、後者になるかと思います。なにせ勝手に治ってくれないからね。むしろ悪くなるからね。

私たちが受け持つのは主にその後者ですので、しっかりと治すためには「明確な理由がない症状」の正体を突き止め、改善する必要があるということです。探偵みたいですね。犯人はお前だ!みたいな。

 

例えば姿勢。スマホやPCの普及、事務作業や勉強で座りっぱなしの生活習慣、家にこもりきりの運動不足…加えて誤った知識やそもそも知らない、考えていないことで生まれる誤認、症状の悪化。これらを誤魔化しでなく本当の意味で「解決」するには「知ること」と「改めること」が絶対に不可欠です。

どんなに奇跡的な効果の治療法があったとしても、原因が存在し続ける限りは症状は繰り返す。まさに「焼け石に水」なわけです。

 

私たちの仕事はその「原因」を突き止め、「結果」としての症状を無くすこと。生活の中に隠された悪しき「傾向」に対する「対策」を模索することだと考えます。

原因と結果、傾向と対策。私の思考の基本にしている、好きな言葉です。実はとあるアニメのサブタイトルですけど。黒くて大きくて硬くて光ってて臭くて奇妙な声をあげるせーぶつ。

 

長くなりましたが、これが私の考える「治療」です。原因を解決しなければ問題はなくならないということですね。

もちろん手技技術の向上も大切だし、新しい技の練習や知識の勉強も大好きです。勉強大好きとか言えるようになるとは思わなかったけど、本当に楽しいから仕方ない。例えるなら格闘ゲームで新しいコンボパーツを見つけた時のようなワクワク感があります。こいつは使えるぜぇ!とたまらない気持ちになりますよ。

 

こんな感じで、身体に関するアレコレも思いついたら書いていこうと思います。悩み事の相談や質問などもコメントで受け付けますので、できる限り答えていきますね。

 

それでは、また。